「ボーっとしてないでやりなさい!」って言っていませんか?

もも先生

香川県在住「運動」と「食育」を伝える田中桃子です。

今年の親子教室も終わりました。たくさんの方のご参加ありがとうございました。

今日は子供さんの運動のお話。私のお教室では、やらずに座っていりしていても無理にやらせていません。それは何でか、というお話を今日は書きますね。

子供さんがなかなか運動に参加してくれないとき、どうしていますか?

体操教室や、子育て支援などこんなセリフを言ったことありませんか??

ちょっと~~~見てないでやってよ~~~~。

私も子供が小さい時こう言っていました。(あーごめん)

ちょっと!見てないで早くやりなさい!!みんなやってるでしょ!

親心としては、連れてきた以上参加してほしい。でも子供さんにはタイプがあるので、私の教室では「それでいい」といつも言っています。

むしろそれを邪魔しない。

こどもさんには「得意とする学習方法」がある。

今までたくさんのお子さんを教えてきてわかるんですが、見ている子供さん。本当に多いです。

でも見ることが得意とするお子さんは、まず見ています。

「見る」「聞く」「触る」「感覚で」

得意とすることが全然違うんです。だからすぐに入っていって、感じ取る子もいれば、じっと止まってみる子もいるんです。

帰ったらやる。は学習している証拠。「ほめる!」が伸ばす!

そしてよくあるのが

あんなに固まっていたのに、家に帰ったらノリノリで、やっている・・・。

なんで~~家に帰ってするのに。なら、教室でちゃんとしてよ~~~。

ええ。親心としてそのセリフが出てしまうのはとってもわかります!!

でも

学習している証拠なのです。

すご~~~い。ってほめてあげてください。そんなこんな、ほめてもらってりして、心地よいことを繰り返しているうちに、やってくれるようになっていきます。急がなくても大丈夫です。

お教室ではやってくれないお子さんだって、絵本やおもちゃをいじりながら、ちらちらこっちを見ています。よっぽどいやだったら泣くと思うんで。

子どもも大人も一緒なんです。

こんなことありませんか?
  • 行くときに寝てしまって、ずっとぐずっていた
  • なかなか入っていってくれない
  • なぜかウロウロ落ち着きがない
  • 家では張り切っていたのにやらない
  • 行く直前まで意気込んでいたのに、なにこのテンションの差・・・
  • ママから離れてくれない!

こんな経験ありませんか??

でも、大人もスポーツクラブに行って最初から入れなくて見学から~~って言うだろうし、寝起きに運動や踊れーって言われても無理だろうし、その日の雰囲気でテンションも変わるし、急に眠くなったりすることもあるし。

大人と一緒です。

じゃあどうするの??

小さくても〇を見つけてほめてあげる。

うまくいかなかった日。(あくまで大人の感じる感覚ですが・・・)

本人だってわかっています。でも・・・どうしようもない何か理由があったんです。それを、何度も言われたり、怒られたりすると、よくわからないけど、ここに来ると「嫌な感じ」が子供さんの感情の中に残ってしまいます。

そこまで先週のことは覚えていませんから

「何か嫌な感じ」→「機嫌が悪い」→「理由もなくいや」という風に。

なので、運動を好きになってほしい!みんなと一緒にやってほしい!なら

なにか1つ〇をつけてあげてください。1つじゃなくていっぱいならなおよいです!!

「今日は先生にご挨拶ができたね」

「今日は靴が一人ではけたね」

「ちゃんと見てられたね。」

「ここまで頑張ってこれたもんね」

「泣かなかったね」

何でもいいです。そんな心地の良い感情で少しずつ進む。でよいと思います。なんなら大人も一緒ですね。〇をつけるとママさんも気分がよくなりますよ。

ぜひ試してみてください。

今日も読んでいただきありがとうございました。